☆初心者ポケモンカード道☆

ポケカ社会人によるブログ。新弾情報や環境デッキ考察など、様々書いています。もうすぐ2年目突入!!毎日更新頑張っています!!

【初心者シリーズ③】構築済みスターターデッキの改造【ブースターを例に】

構築済みスターターデッキを買ったなら、それを改良してみましょう。

もちろん、また新たに別のデッキを真似して作ってみたり、自分オリジナルのものを作ってみたりするのもありです。

 ここでは、前回前々回から紹介しているブイズスターターデッキのうち、ブースターデッキをもとに改良をしてみましょう。

 

 デッキ改良というのは、何度か対戦しているうちに必要なカード不必要なカードが分かってくるので、それを見極めて入れ替えしていくのが基本です。今回のブイズスターターデッキは、ポケカの対戦を始める人にとってかなりの完成度を誇っていますが、それでも値段の関係上、ベストなカードが揃っているわけではないのです。対戦していると、もっとこうだったらいいのにな、と思うところが出てくるはずです。プレイヤー自身が改良していく余地を残してくれていると前向きに受け止め、ガチャガチャいじっていきましょう。

 

◯ もとのデッキレシピ・コンセプト

まずは、もともとのデッキレシピを見てみましょう。

〈ポケモン〉15枚

ブースターGX    2枚

ファイヤー     2枚

レシラム      2枚

シシコ       3枚

カエンジシ     2枚

イーブイ      2枚

イーブイGX      1枚

シェイミ      1枚

〈グッズ〉12枚

ネストボール     2枚

ハイパーボール    4枚

火打石        2枚

ポケモンいれかえ  2枚

こだわりハチマキ  2枚

〈サポート〉17枚

カキ        2枚

グズマ       2枚

ジャッジマン    2枚

シロナ       4枚

ハウ        4枚

マサキの解析    1枚

リーリエ      2枚

〈エネルギー〉16枚

基本炎エネルギー 16枚

 

 再度強調しますが、シロナ4枚とか、グズマやジャッジマンまでちゃんと入っているところとか等々、かなり良いラインナップです。

 入れ替えを考える前に、このデッキのコンセプトを再確認しておきましょう。ゼロからデッキを作るときもそうですが、そのデッキはどのポケモンが何をするデッキかをはっきりさせておくことが重要です。

 

【本デッキのコンセプト】

 ダメージの大きいブースターGXで相手ポケモンを倒していく。序盤はワザ“ヒートステージ”によるエネルギー加速を図り、自身の“ぐれんのほのお”を打つ準備や、ファイヤー、レシラムなどの後続サブアタッカーを育てて攻撃の手を緩めない陣形を築く。

 

そんな感じでしょうか。メインアタッカーであるブースターGXはぶらさずに構築を考えていきましょう。

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① メインアタッカー“ブースターGX”まわりを整える

 コンセプトによると、一番相手に攻撃する回数が多くあってほしいのはブースターGXになります。ブースターGXがちゃんと場に出るための整備をしましょう。

 ブースターは進化ポケモンです。デッキ構築における進化ポケモンの基本は、進化元のたねポケモンを多く採用するということです。本デッキではすでにイーブイが2枚、イーブイGXが1枚収録されていますが、これを4枚にしましょう。そこで何としても手に入れてほしいのがこのカードです。

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 今のポケカで「イーブイ」と言うと、このカードのことを指します。もちろん、このデッキにもとから採用されているような他のイーブイもいるわけですが、専らこのイーブイを指すことがほとんどです。あまりに強力だからです。こんな特性を持っています。

 

【特性】エナジーしんか

 自分の番に、自分の手札から基本エネルギーをこのポケモンにつけたとき、1回使える。つけたエネルギーと同じタイプの、このポケモンから進化するカードを、自分の山札から1枚選び、このポケモンにのせて進化させる。そして山札を切る。

 

 強力ですよね。エネルギーを貼るだけで、山札から進化カードを引っ張ってこれるのです。それも、このイーブイを出したターンでもよいのです。普通、最初の番やそのカードを出した番では進化できませんが、これは特性の効果としての進化なのでそれも関係ないです。つまり、最初のターンでバトル場にこのイーブイがいたとき、それに炎エネルギーを貼って「エナジー進化を使います」と宣言すれば、そこでいきなり山札からブースターGXを持ってきて進化させることができます。

 後攻ならそこでヒートステージを打つことも可能です。もとのイーブイより圧倒的に使い勝手が良いので、早速置き換えましょう。4枚積んでおくと、最初の7枚の中にしっかりイーブイが来て、エナジーしんかで攻撃の準備が整えられる可能性が高まります。

 

 また、進化先のブースターGXも、もともとだと2枚収録ですが、これも3枚あるいは4枚採用したほうがよいです。ポケカにはサイドカードというシステムがあるからです。2枚ともサイドに落ちる可能性はかなり少ないですが、1枚落ちてしまうことは意外とよくあって、その場合1枚のブースターGXで戦うことを余儀なくされます。しっかり序盤から戦えて、順調にサイドを捲っていく中で2枚目を手にできればよいですが、そうできないとかなり苦しいです。なので、ブースターGXはもう1枚か2枚欲しいところです。

 

 ② サブアタッカーを考えよう

 ブースターGX周りはある程度整いました。しかし、ブースターだけ頼りでは何かと不安定です。というのも、

 

 ・ブースターGXの出せるダメージは基本的に30か190。しかし、だいたいのたねポケモンや非GXポケモンはこの間のHPにあることが多く、一撃で倒す(いわゆる“ワンパン”)のに炎エネルギー2枚トラッシュするのは少しもったいないところがある。

 

 ・ブースターGXは攻撃性能しかなく、安定して攻撃を続けたり、場を展開したりする力はない。

 

 という負の面があるからです。そこで、ブースターGX以外のポケモンも用意すべきなのです。エネルギーを共有できる炎タイプの中で探すのであれば、このマグカルゴGX、そして非GXのマグカルゴなんていうのはどうでしょうか。

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マグカルゴGX

1進化ポケモン HP210 炎 弱点:水 抵抗力:なし にげる:3

【特性】クラッシュチャージ

 自分の番に1回使える。自分の山札を上から1枚トラッシュし、そのカードが基本エネルギーなら、自分のポケモンにつける。

【ワザ】炎炎無 ようがんりゅう 50+

 このポケモンについている基本エネルギーを好きなだけトラッシュし、その枚数×50ダメージ追加。

【GX】炎 マッグバンGX

 相手の山札を上から5枚トラッシュする。

 

 ワザ“ようがんりゅう”は、相手のHPによってトラッシュする炎エネルギーの枚数を調整することができます。これにより、HP100以下のポケモンには1枚トラッシュ、200以上のポケモンには3枚以上のトラッシュを使い分けて、無駄のないエネトラッシュが可能です。

 また特性“クラッシュチャージ”により、自分でエネルギー加速を行うこともできます。山札の一番上のカードをめくって、という運要素がありますが、それが仮にエネルギーだった場合。1ターンに1枚までのエネルギー貼りに加えてさらにもう1枚エネルギーを貼ることができます。「自分のポケモン」とは、バトル場・ベンチともに指しますから、このカード以外の必要なポケモンにも貼ることができます。また、このマグカルゴGXの数ぶんだけこの効果は使えますから、状況によれば1ターンに何枚もエネルギーを貼ることができます。

 “クラッシュチャージ”は便利な特性ではありますが、山札の一番上がエネルギーでないとその効果が無駄になってしまいます。場合によっては勝敗を決めるような重要カードをトラッシュに落としてしまいかねないところがあります。そこをうまくカバーするのが、こちらのマグカルゴです。これはいま紹介したマグカルゴGXとは異なる「非GX」のものです。

 

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マグカルゴ

1進化ポケモン HP90 炎 弱点:水 抵抗力:なし にげる:3

【特性】じならし

 自分の番に1回使える。自分の山札から好きなカードを1枚選ぶ。残りの山札を切り、選んだカードを山札の上にもどす。

【ワザ】炎無無 かえん 50

 

 特性“じらなし”は、山札の中から好きなカードを1番上に持ってくる効果です。何もなければ、その1番上のカードを引いてこれるのは次の自分の番ですが、もっと有用な使い方があります。先ほどのマグカルゴGXの特性“クラッシュチャージ”と組み合わせるのです。“じならし”により先に自分の山札の上に炎エネルギーを置いておけば、出来レースで“クラッシュチャージ”を成功させることができます。また、その用途以外にも、サポート“ハウ”や“リーリエ”などでデッキをシャッフルせずに上から引いてくるドローカードを使う場合には、先に“じならし”をしておくことで好きなカードを手元に持ってくることができます。強力ですよね。

 この“マグカルゴGX”“マグカルゴ”は、ともに“マグマッグ”という進化元を共有しています。もともとデッキに収録されているレシラムやシシコ、カエンジシ、シェイミなどのポケモンを抜いていくと、しっかりとした枚数、マグカルゴラインを組み込むことができます。

 このマグカルゴたちとブースターを組み合わせて、時にエネルギー加速、時に好きなカードを持ってくる、時に攻撃、という役割を担ってもらいましょう。これでかなり安定感が増します。このマグカルゴデッキは一時大流行を見せたくらい強力な組み合わせです。しかも今なら比較的安価で買えるので、ぜひ手に入れてください。

 

③ 汎用カードを入れよう

 およそどのデッキでも活躍しうる、汎用性の高いカードがあります。この構築済みデッキにも収録されている「シロナ」や「グズマ」、「ハイパーボール」などがそんなカードです。これらがかなり整っているところがこのスターターデッキの素晴らしいところでもありますが、改良するとなると、まだまだテコ入れしがいがあります。

 

 たとえば「ドロサポ」と呼ばれるカードジャンルがあります。山札からカードを引いてくる(ドローする)もののことで、大概はサポートによるものです。基本的にカードをプレイできるのは手札からですが、その供給は番の初めの1枚だけで、手元から次々とカードがなくなっていくのが常です。よって、適当なタイミングで余分にドローできる機会がないと厳しくなります。もとの構成だと、シロナが4枚、ハウが4枚、リーリエが2枚なので枚数としては十分です。ただ、引ける枚数が多いことに越したことはないので、他のドロサポも検討すべきです。例えば「このエリカのおもてなし」だと、ハウの3枚ドローよりも多い枚数を引くことも可能でしょう。

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 サポートについては、「グズマ」をもう1枚採用したいところでもあります。サイドを6枚取るために、出来れば相手のGXポケモンを引きずり出して倒していきたいところです。今のポケカは「グズマ」で勝負が決まることがほとんどで、これが適切なときに使えないと勝ち筋が減ります。2枚ではなかなか手札に来ないですし、使う機会が限定されてしまうので3枚以上の採用を検討しましょう。

 

 次に、リカバリー系のグッズも入れたいところです。有名どころではこんなカードがあります。

 

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 この「レスキュータンカ」により、きぜつさせられたり、「ハイパーボール」などのコストにしたりして一度トラッシュに落ちてしまったポケモンを回収することができます。大概のデッキに1枚は盛り込まれています。

 

 ここから先は少し値が張るカードになりますが、強力なので紹介しておきます。

 まずは現代ポケカの中で最も汎用性の高いポケモンといってよい「カプ・テテフGX」です。

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 特性の“ワンダータッチ”が非常に強力です。

 この「カプ・テテフGX」を手札から場に出したとき、任意のサポートを山札から持ってこれます。デッキをより回転させるためにドロサポを持って来たり、相手のベンチにいる重要なカードを「グズマ」で呼び出して倒したりしたい場面で、適切に当該サポートを持ってこれます。また、この「カプ・テテフGX」自体はポケモンなので、デッキにたくさん入っている「ハイパーボール」で山札から呼び出せます(なお「ネストボール」は山札から手札を経由せずに直接ベンチにたねポケモンを出す効果なので特性“ワンダータッチ”は使えません。注意しましょう。)。これが1枚入っているだけで戦略の幅が広がり、ドロサポが引けないなどというような事故も激減できます。

 

 また、炎デッキでは、次の“ヒートファクトリー”も強力です。

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 スタジアムなので、サポートとは別にドローすることが可能です。強力なので“プリズムスター”というくくりで、デッキに1枚しか入れることができません(他の名前のプリズムスターをさらに入れることは可能です。同じ名前のプリズムスターは1枚のみ、というルールです)。

 

④ 採用ポケモンにあったトレーナーズを入れよう

 ブースターGXも、マグカルゴGXも、攻撃にはエネルギートラッシュを伴います。最終的にエネルギーカードの枚数を絞っていったときに、山札から炎エネルギーが切れてなくなってしまうこともあり得ます。これを防ぐために、次のようなカードがあります。

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 エネルギーリサイクルは、トラッシュにある基本エネルギーを5枚山札に戻すカードです。5枚というと攻撃2回分くらいの価値がありますから、これで息がだいぶ長く続きます。山に返したエネルギーは“じならし”&“クラッシュチャージ”で持って来たり、火打石ですぐにサーチできたりします。

 

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 エネルギー回収は、トラッシュからエネルギーを直接手札に戻すカードです。2枚と数が少なくなりますが、手札に無いと手貼りができないので、これはこれで重宝する場面があるはずです。

 

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 エネルギー循環装置は、この2枚の中庸をとったようなカードです。山に戻す場合は3枚、手札に戻す場合は1枚と、それぞれ対象枚数は減りますが、場面に応じた使い方ができます。ポケカではこのように目的は同じでも使い勝手や対象枚数が異なるカードが多々あります。どれを何枚採用するかで、デッキの回り方も変わってきますから、オリジナリティを出していけるところです。

 

⑤ 60枚になるように調整しよう 

 いろいろ入れたいカードがあっても、最終的には60枚ぴったりにしないといけません。最後にここでもう一度「ああでもないこうでもない」をやるのです。

 もともとの構築だと、エネルギーが過剰です。火打石でサーチもできるし、上記のようにエネルギーリサイクル等を積んでいるのであればもう少し数を減らしても大丈夫です。基本的にエネルギーは1ターンに1枚しか貼れないわけですから、たくさん手札にきてしまっても困るわけです。

 他のカードについては、対戦を繰り返し、必要だと思ったカードは足す、そのために不要なカードを絞り出して60枚を維持する、という試行錯誤が必要になります。机の上にカードを並べて、「うーん」とうなりながら首をひねることが多々あるはずです。

 まぁそれがトレーディングカードゲームの醍醐味なわけでもありますが。

 

 どうでしょうか。

 ずいぶん長々と書いてしまいました。ここに書いたことはあくまでベースの考えになるもので、もちろん人によってデッキ改造の流れは違いますし、正解はなかなか決まりません。様々な人のデッキを真似したり、意見を貰ったり、そして何より対戦していく中で自分で答えを見つけていってもらえれば、もう上級者です。あまり気負わずに、トライ&エラーを楽しんでください。