☆初心者ポケモンカード道☆

2017年夏からポケモンカードに再燃した社会人のブログ。自由気ままな記事を量産するので情報価値は高くありませんが、よかったら見てやってください。

ナイトユニゾン環境によりピカゼクデッキはどう変わったか

 フルメタルウォールのカードリストが発表されました。月一発売により目まぐるしく動くカードプールで、あっという間のナイトユニゾン環境でしたが、一つ考察したい事柄を残していました。まとめあげるには今が好時機です。

 

ナイトユニゾン環境によりピカゼクデッキはどう変わったか

~デッキ平均化で見る変遷~

 

 

(1) 背景

 少し前にこんな記事をあげました。

www.mayucho.com

 Twitterにアップされているジムバトル等大会優勝デッキのうち、ピカゼクに絞ってその構築に平均化をかけたものです。

 

 その前のウルネクの記事と合わせて、実にたくさんの方に読んでいただきましたこの記事でしたが、データ収集&執筆時期がナイトユニゾンの発売直前であったため、すぐにその影響を大きく受けて情報としての価値が下がってしまうという背景がありました。

 

(ウルネクの平均化記事はこちら。今このブログで最も読まれている記事です)

www.mayucho.com

 

 そこで、ナイトユニゾン発売からしばらくたった今、再度、大会優勝デッキをサンプリングし、この新弾発売を受けてピカゼクの構築トレンドがどのように変わったかを考察することにしました。

 

(2) 調査方法・考察論点

 調査方法は、これまでのデッキ平均化手法を踏襲します。

 

【調査方法】

 ナイトユニゾン発売以降、ジムバトル優勝などの実績を残してTwitterにデッキレシピが挙げられているものから無作為に20サンプルを抽出し、各デッキパーツの平均搭載枚数を求めた。

 

 今回の平均化結果と、タッグボルトまでの平均化結果を比較することで結果が判明するであろう主な考察論点は以下になります。

 

① ナイトユニゾン収録の雷強化パーツがどう入ってくるか。

 

 ナイトユニゾンでもさらに雷タイプの強化が図られました。次のようなカードが収録されていたからです。

 
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 どちらもほぼ間違いなくピカゼクデッキに入ってくるわけですが、実際何枚程度入ってくるのか。また、その結果、それまでのデッキ構成からどのカードが減らされた割合が多かったのか、が第一の興味の対象です。

 

② ナイトユニゾン以降の新たな有力デッキに対して、その対策カードがどう入ってくるか。

 

 ナイトユニゾン発売以降、シティリーグやジムバトルでサーナイト&ニンフィアGXのデッキが流行りを見せました。また、少し遅れてクワガノンデッキも注目を集めています。これらのデッキに対する解答としてどんなカードが入ってくるのか。または押し切る姿勢を見せるのか。そのトレンドも明らかにしていきたいところです。

 

 どちらもある程度答えは出ているわけですが、それを数字の面からもはっきりさせたいという思いがあります。

 それでは、結果を見ていきましょう。

 

(3) 平均化結果

 サンプルデッキの主要パーツについて、その平均化した枚数を示します。/の左側がタッグボルトまでのサンプルの調査結果(前回の調査で調べたもの。前回の記事ではピカゼクをさらに3つの系統に細分していましたが、ここでは20サンプルすべての平均化数値を載せています)、右側が今回調べたタッグボルト~ナイトユニゾンまでの調査結果です。

 

~ タッグボルト / ~ナイトユニゾン

【ポケモン】

・ピカチュウ&ゼクロムGX 2.5枚 / 2.8枚

・ゼラオラGX         1.9枚 / 1.8枚

・ゼラオラ                未 / 0.4枚

・デデンネGX                未 / 1.9枚

・サンダー           1.8枚 / 1.2枚

・ジラーチ           1.4枚 / 0.5枚

・カプ・コケコ◇     1.0枚 / 1.0枚

・カプ・コケコGX      1.0枚 / 1.0枚

・カプ・テテフGX      1.5枚 / 1.2枚

・ライコウ        0.6枚 / 0.4枚

・やぶれかぶれ      0.7枚 / 0.4枚

・リセットホール       未 / 0.5枚

・レックウザGX      0.4枚 / 0.1枚

【サポート】

・シロナ         1.9枚 / 1.5枚

・リーリエ        2.6枚 / 2.7枚

・エリカのおもてなし   0.7枚 / 0.4枚

・デンジ         3.2枚 / 3.6枚

・グズマ         3.7枚 / 3.0枚

 ・アセロラ       0.8枚 / 0.7枚

 ・ルチア        0.4枚 / 0.7枚

【グッズ】

・ハイパーボール     3.8枚 / 3.4枚

・ネストボール      2.9枚 / 1.6枚

・エレキパワー      4.0枚 / 4.0枚

・電磁レーダー        未 / 2.6枚

・こだわりハチマキ    2.2枚 / 2.1枚

・エネルギーつけかえ   2.0枚 / 3.4枚

・ダート自転車      1.2枚 / 0.2枚

・ポケモンいれかえ    0.8枚 / 0.5枚

・あなぬけのヒモ     0.7枚 / 0.2枚

・エスケープボード    1.1枚 / 0.4枚

・フィールドブロアー   0.3枚 / 1.2枚

【スタジアム】

・サンダーマウンテン   1.0枚 / 1.0枚

・エーテルパラダイス        1.3枚 / 0.7枚

・トキワの森       0.3枚 / 0.0枚

・フラダリラボ      0.0枚 / 0.2枚

【エネルギー】

・基本雷エネルギー    11.9枚 / 11.9枚

 

 (一部カードが正式名称ではないことはご容赦ください)

 

 という結果になりました。左右に使用枚数を比較してみると分かりやすいですね。

 ここから、次の事柄がつかめてきます。

 

(4) 考察

① デデンネGXは2枚採用が鉄板

  デデンネGXの登場により、初手から大きくデッキを回せること、その結果、フルドライブを早期で打てる確率が格段に高まりました。また、ドロサポを使わなくてもカードを引けるので、ルチアやアセロラなど次点のサポートを積極的に打つことが可能になります。

 このデデンネGXについて、調べるまでもないことではありましたが、実際に数字としての裏付けも取れました。ナイトユニゾンからの強力ドローカードであるデデンネGXは2枚採用が主流になっています。

 1枚だとサイド落ちがあり得ますし、デデンネスタートしてしまうとあまりに弱くなります。

 3枚4枚採用になってくると、手札に来る可能性は高まりますが、これもまた同時にデデンネスタートのリスクを高めてしまうこと、並びにそこまでベンチを埋めて毎ターンデデチェンジを打つわけでもなく(3回目4回目を打つともう山札がなくなりそうですね)、他のパーツが入らなくなってしまうことが考えられます。このため、2枚が安定採用となっているのでしょう。

 

 デデンネGXの枠をどこから取っているかというと、恐らくはシロナ、グズマなどの汎用サポートを1枚弱減らしている、あるいは後述の電磁レーダー採用と合わせてボールの枠を使っている、というのが平均化からは読み取れるトレンドです。

 伴って、ジラーチ採用型は大きく減りました。エスケープボードとともに構築枠をとってしまう、また、要求枚数の多いジラーチでサポートを引っ張ってくる代わりに、デデンネGXで6枚引いてくる方が良いと考えている方が多いはずです。思い切ってジラーチのギミックを外せばすぐにデデンネGXの枠が空きます。ナイトユニゾン未発売時期の前回の調査では20デッキ中8デッキで見られたジラーチですが、今回は3デッキにまで減っています。これもデデンネGXの登場による一つの大きな変化でしょう。

 

② 電磁レーダーは最低2枚 

 手札2枚をコストに雷タイプのGXを2枚引っ張ってこれる電磁レーダー。ピカゼクデッキだと、ピカチュウ&ゼクロムGX、デデンネGX、ゼラオラGX、カプ・コケコGXなどのデッキ主力パーツが対象になります。これらをハイパーボールよりも高効率で持ってこれるカードです。採用枚数としては、平均で2.6枚。ほとんどのデッキで2枚以上採用されている一方で、20デッキ中2デッキは0枚採用でした。

 デデンネGXを引っ張ってこれることから、手札事故防止にも働きます。

 4枚採用したとしてもし手札でかさばったとしても、うち1枚をコストにするといったことも可能です。

 一方で、少ない枚数で採用したとしてもデンジがありますから、これで電磁レーダーを引っ張ってきて、ついでに拾った雷エネもコストに巻き込みデデンネGXで大量ドロー、という動きもできます。よって、採用枚数に幾らか差が出ているのだと思われます。

 この電磁レーダーの登場により、ハイパーボールが当たり前のように4枚積まれるわけでもなくなったのが数字からも見てとれます。ネストボールに至っては、ナイトユニゾン前に比べて半分以下の枚数になっています。手軽な置き換えとして入っていきそうですね。

 

③ フィールドブロアーを手堅く採用している 

 ナイトユニゾン発売直後に流行ったサーナイト&ニンフィアGXデッキでは、フェアリーチャーム雷がネックとなるカードでした。これをうまく外せないと詰みゲーになりかねません。

 フィールドブロアーを少しでも採用していれば、デンジでタイムリーに持ってこれますから、保険での1枚採用が多く見られるようになりました。

 ナイトユニゾン環境が後期になるにつれて、サナニンフの数は少なくなってきている印象ですが、ブロアーはまだまだ外せなさそうです。次の弾の鋼強化もあることですし。

 

④ その他新カードについて

 非GXゼラオラの採用が幾らか確認できました。相手非との殴り合いや、フーパ、結界アロキュウに対する保険も兼ねています。

 また、リセットホールのマーシャドーも採用が目立ちました。ネストボールからでも起動できるスタジアム破壊の使い勝手の良さが魅力のようです。

 

 

(5) まとめ 

・デデンネGXは安定して2枚採用されている。

・電磁レーダーは2枚~4枚で様々。いずれにせよ、デデンネGXの採用に合わせてボールやドロサポが少し減っている。

・ジラーチ型は大きく減少した。

・フィールドブロアーの確定採用が増えた。

・非GXゼラオラや、リセットホールマーシャドーの採用もあり得る。

 

 ということが分かりました。だいたい感触通りでしたね。

 千葉大会に向けてはまた、新弾“フルメタルウォール”の発売があります。環境内におけるピカゼクの位置が大きく変わることはなさそうですが、周りのデッキの強化によりあおりを受けることは間違いないでしょう。その変遷もまた、平均化という切り口で考えてみたいと思いますので、続編にもぜひご期待ください。